サイエンスマスター
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200308240214.html
”教える”力よりも、どれだけ”学ぶ”面白さを伝えられるかではないのかなぁと思いますが。私は大学で数学を教える先生のあまりのやる気のなさに頭にきて(それ以外にも理由はたくさんありますが)、道を踏み外してしまいました。その後学ぶ意欲を取り戻すことはできたのですが、それは自分のやっていることを面白いと感じている先生方に出会ったからです。
どんな分野でもそうですが、自分で学ぶ気、学ぶ力を身につけなければ伸びません。教え方のうまい先生のおかげで、その先生に教わっている間の成績が上がることはあっても、その先生から離れたときに、それまで教わったものが力として活かされるかどうかは分からないですよね。成績と力は直結しませんから。
それに中学、高校レベルでは肝心の理屈を封印したまま(例えば虚数を封印したまま平方根を)教えなきゃいけないとか、制約がありますから、その辺が実に難しい。
教材の開発研究って、喜ぶのは先生ですよね。先生にインセンティブを与えるのはよいことですが、それが学ぶ者の喜びに繋がらなければいわゆる理系離れを止める手立てにはならない。理系の先生の喜びの自己完結って、すごくありがちな気がするのは悲観的すぎますかねぇ。。。
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