ニューキーボードゲッツ

予定より1週間ほど早く届いた。改めてお名前を。OKI MINI KEYBOARD Pro 日本語 89 KEY でございます。

思ったよりキートップとキーピッチがでかい。感触は ThinkPad の感触をちょっと鈍くしたような感じ。簡単に言うと少し安っぽい感じがする。やはり ThinkPad 並みとはいかないみたいだ。でも全体的には浅く軽いこのキータッチはかなりいい感じだ。静かだし。

ポインティングデバイスはやはりどう考えても TrackPoint には遠く及ばない。TrackPoint のセンターボタンの使い心地に慣れるとこのホイールというやつは操作性が中途半端な感じがする。また、ポインタの動作もカタイ。TrackPoint のように 1px 単位で動かすのはかなり至難の業だし、クリックの感触もカタイ。キーボードの感触が軽めなだけにこのギャップが、気になってしまう。TrackPoint のような柔らかいクリック感を望むのは贅沢すぎるということか。世の中でこの TrackPoint 系のポインティングデバイスの評判は総じて見るとあまり高くないと思うのだが、それはこういう微妙なチューニングのできていないデバイスの評判が浸透しているからなんだろうなぁ。

ファンクションキーの向こう側に余裕がない。要するにファンクションキーは沈んでいるカッコウになってしまっている。かつて似たようなキーボードを触ったことがある。Compaq Armada M300 のキーボードだ。そのとき感じたいやな感じを、やはり今も抱いてしまう。ESC キーを打つたびに指がぶつかってしまう。これは慣れないとけっこうつらいかも。

Home, End がカーソルキーに密着していて間違って押しやすい。↑ に PgUp、↓ に PgDn を Fn とのコンビネーションで割り当てたように、← に Home、→ に End を割り当てるべきだったと思う。最近の ThinkPad のキーボードもここにブラウズ用のキーを割り当てているけど、絶対失敗だと思うなぁ。

まーそれでもこのキーボードで、恐らくタイピングに関しての疲れはかなり解消できるだろう。やはりキータッチは軽くないとダメみたいだ。全体的に酷評しているように読めるが、値段を考えるとよいモノだと思う。ポインティングデバイス内蔵で小さいキーボードということになると現時点ではこれ以上の選択肢はちょっとないかもしれないと思うくらいだ。そうそう、ハードレベルで Ctrl と CapsLock の入れ替え機能があるので、Unix で素のコンソールを触る時にこのキーボードがあると重宝しそう。(USB だけど…。)

ただまぁ、ウルトラナビ付きキーボードがテンキーレスで出たら間違いなくそれがナンバーワンだとは思うけどね。来年の今くらいまでにそれが出ていなければ今度は Realforce 89 にしようかなぁ…。

それにしてもぷらっとホームから届いた箱がでかくてびっくりした。OKI の製品の箱をさらに取り扱い厳重注意の精密機器として梱包していた。うーん、キーボードなんてそんな壊れるもんじゃないだろうに。Space Saver の箱そのまま送ってきた若松通商とは大違いだ。

More