元酒鬼薔薇
酒だったっけ。今日仮退院したらしい。
これを伝えていたニュースステーションのコメンテーターに心底腹が立った。
「彼は6年掛けて社会生活を送る、つまり我々と同じ立場に立っただけだ。それは普通ですよね。」
「彼の今後立ち向かわなければいけない苦しみより遺族の苦しみ、悲しみの方がよほどつらい。」
あんた何様だ。
未成年が成人に至る苦しみなぞ、とうに忘れたのだろう。まして罪の意識を抱いたまま成長することなど、経験のない人間に分かるわけがない。そして殺人という罪を抱えたまま生き続けることは、どれほど恐ろしいことか。その恐ろしさを想像することができない自分に疑問は感じないのだろうか。そんな自分が遺族の痛みを本当に想像できているなどと思っているのだろうか。
傲慢だ。言葉だけを先走らせてはいけない。自分が普通だなんて簡単に言えるものか。普通という言葉の恐ろしさが分からない人間が、マスコミとしてあたかも市民の代表であるかのような言葉を語らないでほしい。
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