半可通はどこの世界でも痛いが
Web 上には Web についての半可通が恐ろしいほど大量に居る。(PC全体に広げてもいいかも。)たいがいは記述が中途半端なので Web についてロクに知識がなくても見分けはつく。やっかいなのはぱっと見まともなことが書かれている場合だ。
今日、そうしたサイトをたまたま見かけたのだが、そのとき思ったひとつのポイントは、
- flame 体質な匂いがしたら気をつけた方がいいかもしれない
ということである。こう思った理由は大きく2つある。
一つは、正論が叩かれることはままあるが、本当に相手のことを思い、相手に自分の主張を正しく理解させることを目的としている文章が叩かれることはあまりないと自分は思っているということ。(「スキがない」ってことかもしれない。)まぁ箸にも棒にも掛からない文章は当然叩かれないが、その場合は自分の琴線にも触れないはずという前提がつく。
二つ目は、本当に深い造詣があるなら叩かれたとしてもそれに勢い込んで反駁したりはしないのではないかということ。なぜなら flaming は時間と体力を消耗する割に実入りの少ない行為である。つまり、そんなことにかまけていたらとても本来の目的である事柄(この場合は Web)に対する理解を深めたりスキルを上げることなどできないはずなのだ。だからあることに深い洞察を持つ人は恐らくそうした時間の無駄を避ける傾向にあると予想できる。超人的な体力でもって相手を攻撃しながら自分も武装(知識の習得やスキルアップ)していくことができる人も居るかもしれないが、それはごく少数の例外である。
またこれも「他人同士の議論」が flame かどうか、自分は見抜けることを前提にしている。1
見抜けなかったらごめんなさい。あと、自分の行為については他人のものほどはよく見えないので自分が flame を起こしたり flame に巻き込まれたりしていることを見抜けることは前提になってません。 ↩