NIEET に対する偏見という偏見

ニートになりたい僕たち

ほぼすべて同意なんだけど、

つまり、僕がニートという言葉に何かもやもやしたものを感じていた理由というのは、この言葉自体が「いい年した男性は結婚して働いているべきだ」という社会的偏見をたっぷりと含んでいるからじゃないのか。

の部分は、「それは自分の中のなんらかの被害者意識がそう思わせている」と思っている。つまり、NIEET という言葉が偏見を含んでいるのではなく、NIEET という言葉に対する自分自身の偏見が、周囲の偏見という形で読み手の中に表れているだけ。簡単に言えば「上の世代はガムシャラに頑張るだけでよかったけど今はそうじゃねーんだよ」とか「都合が悪くなったら絞れるところから絞り取ろうってのかコノヤロウ」みたいな感情が、NIEET という言葉に偏見が含まれていると錯覚させているんじゃないかなと思う。

この言葉の成立過程を勉強したわけじゃないから憶測だけど、この言葉自体は「労働者人口の中に占める非労働者」を手っ取り早く表現しているだけのように見える。たぶん経済を調査、研究している人の中で生まれたんじゃないだろうか。

ただ NIEET という言葉に対する負の偏見をこの人独自のものとは思わない。自分も同じことを感じている。むしろそういったドロドロした感情は自分の方が強いんじゃないかと思う。

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