cmd.exe を捨てて ckw.exe へ
Windows 以外も使う人が Windows を使うときに cmd.exe の存在は若干問題になるなぁと思う出来事があった。で、今回はこれを機会に自分の使う範囲内では cmd.exe をやめて ckw.exe にしようかなと思ったという話。
この ckw は以前も触れたことのある terminal emulator ck の別バージョンで、cmd.exe 互換なんだけどウィンドウの外観だけ違う程度のものだと思うと分かりやすい。実際、euc-jp なんかは表示できない。
で、今回の話、いったい何が理由かというと、
cmd.exe のウィンドウでは IME ツールバーが機能しない
というのが発端。cmd.exe ではウィンドウ内で IME が機能するようにできているためで、こうなると何が困るってマウスで IME を ON/OFF させることができない。そんなの別にいいじゃんて思うかもしれないけど、リモートでの作業やバーチャルマシン上の作業の場合はマウスで操作できると便利なことがあるのだ。
リモートでの作業やバーチャルマシン上の作業の場合、IME の ON/OFF などのキーコンビネーションをローカルの実機と異なる状態にしておくことがある。これは意図しない機械に命令が影響しないようにするための工夫でもあるけれど、例えば Mac から Windows を操作する場合は Windows の標準のキーコンビネーションを Mac のキーボードで再現できなかったりするので、必然的に「割り当て」を行う必要がある。
これがそもそも面倒くさい。つかどのキーに割り当てたのか忘れちゃう。
だからマウスで操作できると嬉しい。それと、
cmd.exe 内で動く IME には Windows 全体のキーコンビネーションの設定が効かない。
例えば X 使いの人が shift + space に IME の ON/OFF を割り当てていても、cmd.exe 内では標準の [全角/半角] を押さないといけない。これは面白くない。
ということで ckw.exe
これを使っても特別何が便利ということはない。ウィンドウの外観の設定やコピペの動作が標準と違うってだけで、特別な機能は付加されていない。それでも、
cmd.exe と違って通常のウィンドウである
というアドバンテージがある。通常のウィンドウなので IME ツールバーが他のアプリと同じように機能する。これが、大きかった。