あーびっくりした

  1. 道を鴨がゆうゆうと歩いていて、危うくひきそうになった
  2. 意を決して ThinkPad を修理しようと思ったら見積もりだけで2万近く取られるところだった
    • 結局自分でパーツ買って直す決意をしたよ

2 のついでに。

プログラマに最適なPCって? - てくのーと Splash☆Star

を読んで思っていたことを書いておこうっと。なぜプロに ThinkPad が受けるのか?

それは金が掛かるうえにブランドが持ち主の心をくすぐり続けるからではない。

  • 自分の手を動かせる人間にとってこの機械は安心で、かつとても安上がりだから

である。

この話を説明するには「道具を手に入れること」と「お金を出してモノを買うこと」がイコールでないということをまず伝える必要がある。 

バイク乗りならこの話はスムーズに理解できると思うが、自分の道具は自分で手入れをし続けてこそ快適に使い続けることができるのである。自作機もそう、楽器も包丁もカメラもみんなそう。道具を本当によい状態で使い続けるためには自らその道具を愛し、手入れをするのがいちばんなのだ。そしてそれが可能なノートPC が ThinkPad なのである。

理由は ThinkPad 使いには常識すぎて今さら書くまでもないことだが、

  • 分解マニュアルが本家サイトから手に入る
  • 個人でもフツーにパーツ単位で購入が可能。そしてこれが安い。

の2点である。こんなことができるノートPC が他にもあるのか自分は知らないが、少なくともこれがあるから ThinkPad に安心感を抱いている人は多いはずである。1

別にプロでなくたってそれなりに頑丈であるという理由だけでも ThinkPad を選んでいいと思う。しかし世間一般での ThinkPad の利用率と、オープンソース系のカンファレンスなどでの ThinkPad の利用率は恐らくものすごく違うはずである。自分の周りには自分の薦めた以外の非IT系の人が ThinkPad を使っている例はない。というか普通は薦めても Let's note の方を選ぶ。

だが上のことを知っていると、安心して型落ちの ThinkPad を買うことができる。ドライバや BIOS アップデートもサイトから手に入れればいい。多少壊れても自分で直せるし、液晶をつかんで本体を持ち上げてもフツーは壊れない。そういう、自分の手を動かして自分の思う通りにしかも安価に使い続けることができる感が ThinkPad の良さなのだ。

もちろんこういうことをわざわざ書く人間は、当然のようにキーボードの感触にもトラックポイントの使い勝手にもやられまくっている。間違いない。そして多少の重さや同時期の他社のマシンと比べたときのスペックの低さなどはまったく気にならなくなっているのである。2

以上が起きている間中キーボードを叩いているような人たちの間に ThinkPad 使いが多い、一つの理由である。

  1. 逆に言うと上の要素は「そんな面倒なことをするくらいなら金を払う」人のメリットにはならない。まぁデメリットでもないと思うが。 

  2. いやほんと、スペックに表れない部分が自分にフィットしているとその辺の数字はどうでもよくなる。 

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