先づ隗より始めよ。1
つーことで昨日の失敗の話。
昨日、Windows のシステムの入ったドライブに対して、最大限の効果が発揮されるデフラグだぁということで別のシステムから立ち上げてデフラグを試みた。
結果、壊れた。
(ただし、未使用なので被害はゼロね。各種セットアップをしたあとでデフラグしたってだけ。もちろん丸ごとコピーも取ってある。2台のディスクで試してどっちもダメだったのでたまたまってことはないと思う。)
ファイルシステムに矛盾が見つかるらしく、起動もできない。調べてみると
- Windows TIPS – Tips:ページ・ファイルを別ドライブに一時待避し、デフラグを効率よく行う方法
- @IT:検証:ディスク・デフラグメント完全マスター
- 2回やると効果が上がる場合があるってのは知らなかったな。
- ディスクの最適化による最大限の Windows 2000 パフォーマンスの維持
のような情報は見つかるが、いずれも別なシステムから立ち上げてシステム入りのドライブをデフラグするという挑戦的な内容は触れられていない。触れられていないのでダメなのかどうかも分からないんだけど、やっぱダメなんですよね。Excel を方眼紙みたいに使うような変な裏技開発してないで売り物を使えということでしょうか。
えー現段階での自分の推測を書いておきます。
- Windows のシステムには MFT, ページングファイルなどシステムのロックするファイルがあり、これは標準のデフラグでは最適化できない。
- ロックしないように別のシステムからデフラグを掛けてみたわけだけど、これにはまず前提があって、ページングファイルは別に壊れても作り直せるだろうし、まったく起動しないってことはなかろうと思っていた。
- MFT は本当に最初のセットアップ後なので断片化が見つかって最適化されて壊れるということはちょっと考えにくい。
- ちゅーことは何かまだ自分の知らない謎の領域をデフラグでぶち壊してしまったんだろうか?
壊れた状況は
- デフラグ終了直後からデフラグツールでディスクのレポートを正常に生成できない
- chkdsk で不明なエラー
- 何やらファイルシステムに矛盾があると言われる
- 起動できない2
です。
起動できないだけならまだ分かるんだけど、ファイルシステムに矛盾つーのが分からないんだよなぁ。データだけのドライブでは矛盾は起きないのにシステムの入ったドライブだと矛盾が起きるの? まぁ Windows の出すエラーメッセージを真に受けて悩みすぎるのもよくないんだけど。
以下、言い訳。なんでデフラグにこだわったかというと、sysprep の話にまた戻るんですが、sysprep で展開するシステムのマスタイメージを DVD に保存しようと思ったの。ディスク丸ごとでもセットアップ直後ならほとんどは空き領域だし、圧縮すれば焼けるだろう、と。3ついでにデフラグも掛けておけば圧縮率も上がるし、そうだ、システムファイルなんかもデフラグできたらいいじゃーんと思ったと、こういうわけです。
さらに言い訳。実際には、これは自分のアイディアじゃないです。正直イヤな予感はしてたので。ただ実行に移したのは自分です。
今のところの結論。
システムの入ったドライブはそのシステムで起動してデフラグを掛けろ。最大限の効果が欲しければ売り物のデフラグソフトを使え。