普段はどちらのサイトの記事もスルー力を発揮しまくってるんだけど、今回はどちらもそれなりに真実を含んでいてふんふん、と思った。
そんでもって両者の違いはプロダクトをゼロから作れるかどうか、なのかなぁという気がした。これは Dan の中の人がプロダクトという言葉を使っているからそのまま拝借させてもらっているんだけど、Dan の中の人はプロダクト、GIGAZINE の中の人はサービスを作ろうとしているのかなという感じ。
GIGAZINE というサイトを見れば分かるようにこれは継続して自分のリソースを割き続けなければ成り立たない構造をしている。対して恐らく Dan の中の人の作るプロダクトはそれ自身が価値を生む構造になるのだろうなという気がしている。まぁたぶんにプログラマ的な発想というなんと言うか。最近はソフトウェア産業もオープンソースでサービスとしてサポート業務を付加、というパターンが多くなってるんでしょうけど、プログラムを作るという行程は一つのプログラムに同量のエネルギーを注ぎ続けなければいけないものではない。ガッとやる時期と抜く時期が交互にくるような感じだ1。対してサービス、特に人間相手のサービスというのはそこまでメリハリはつけられない。手の掛かるケース掛からないケースはあるだろうし、ある程度はサービス提供者のスキルによって負荷は増減するが、例えば「しばらく何にもしなくていい時期」なんてものはまず生まれない。
こうした背景があるから GIGAZINE の中の人は続業的な発想に、Dan の中の人は非続業的な発想になるのではなかろうか。
しまった。エイプリルフールなんだから「起業しますた。」にしておけば少しは注目してもらえたかもしれないのに。
というかそもそも Dan の中の人は日本有数のハッカー。同じことを頑張り続けるなんて発想で業を起こすとは思えない。 ↩