CentOS 初挑戦で yum リポジトリに悩む

CentOS を入れてみた。

全然パッケージないじゃん。みんなこんなんで仕事できるの?できないよね?

例えば 4.5 では nkf もない。5 にはあるけど。エンタープライズな皆さんはそんな雑多な処理はなさらない? 自動判定なんかに頼らずに iconv 使うのが常識? うっそーん。もしかして時代は今 Perl + Encode.pm ? うっそーん。まさか php + mbstring + encoding_transfer で文字コードなんて気にしちゃいない? うっそーん。

でだ。

パッケージ探訪の旅に出るわけですな。面倒くせぇなぁ。ports や今の Debian なら欲しいものはほとんど全部手に入るのに。1ざっと調べると

  • CentOS の配布物なんだけど標準の yum リポジトリの設定では enabled になっていない centosplus
  • EPEL (Extra Packages for Enterprise Linux)
  • RPMforgeDAG, Dries, freshrpms が参加してるっぽい。)
    • rssh とかこの辺で手に入る
  • Fedora extras(適当な Fedora mirror の中の extras)

cf.

を使うのがメジャーな感じですか。(ミラーの選択には netselect であれこれ とか参照していただければこれ幸いにございます。)

他にも @IT:Fedora Coreの非公式リポジトリをyumで利用するには なんて記事があって、Fedora FAQ からリポジトリのリストを取得できるらしい。

ただ一応 RHEL ですよね。デスクトップで使うっちゅーならともかく、公開サーバとして使う場合、どのリポジトリまで使うことにするのか、判断が必要になってきちゃうんですよね。混ぜたら RHEL クオリティは保てないわけだから。(必要ならパッケージ単位でも検証はしなきゃならんのだろうなぁ。)

アップデートポリシーは基本的にリリースバージョンが上がらない限りはアプリのバージョンは固定なのかな? なんかそんな感じだよね? 例えば 4.4 -> 4.5 のときにはアプリのバージョンは上がる可能性があるけど、4.5 の間は変わらない、みたいな雰囲気。(CentOS や最近の RedHat, Fedora はまったく使ったことがないので全然分からないのです 。)

いや今ナニしてるかと言うと、CentOS 4 と 5 の比較をしてるんですが。やっぱ 4 はアレコレ古いなーと思っているところなのです。Ruby も 1.8.1 だし。やっぱ 5 の方がいいかなー。ただ Cent5 にしても PHP は 5.1.6 なのよね。PHP 5.2 で「まとも」と呼んでいいのは恐らく 5.2.3 からなので、そうするとリリースのタイミングからしてこうなっちゃうよね。逆に Cent4.5 だと PHP は 4.3.9 なので、PHP 5 の機能が不要でパッチがちゃんと出るならしばらくこれでいくという判断もアリっちゃーアリだろな。ただ、Ruby 1.8.1 は割と本気で困るけど。せめて 1.8.2 にしてくれればいいのに、やっぱポリシーの都合で上げなかったのかなぁ。(1.8.2 でアレコレ変わりましたよね。)

ところで本題ではないんだけど、今回のこの実験には CentOS 5 から標準で入った Xen を使って domU に Cent5 と Cent4 を同時に起こして確認してみてるんだけど、どっちも virt-install でスコっと入るので拍子抜けするくらい簡単。Xen も初めて2だったけど、僕にもできたよ!3 ただ本当はこの上に Debian な domU も作る予定だったんだけど、なんか手元に Xen カーネルの Debian が立ち上がる機械が余ってなくて断念しちゃった。wakatono さんみたいに debootstrap で手作業? いやいやいや。自分、不器用ですから。(意味が違う。)

※ EPEL は互換性、依存関係で悩むことが少なそう。サポート云々は聞いてみるのがいちばんか。

[2007-10-29 追記] EPEL の記述を追加。これが RHEL 外部リポジトリ的には本命か?

cf. yum リポジトリで特定のパッケージだけを扱う

  1. ports はたまに外れ引くことあるけど^^; 

  2. 厳密にはちょっと違うけど 

  3. console が手元の screen と相性悪くて最初何がなんだか分からなかった。screen てチョコチョコこういう現象に出くわすよね。 

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