昨日?から Fastladder の rating を使い始めた。Fastladder を使い始めたのが去年の4月なのでおよそ10ヶ月、フォルダ分けだけで凌いできたことになる。しかしいよいよ限界かなと思ったので試しに rating を使ってみたのだが、これはちょっと迷う。というのも、自分の感覚では「『通常のレート』があって、よりよく目にしたい feed はプラスに、あまり目にしなくていい feed はマイナスに設定するもの」ということを無意識に連想したのだけど、feed の登録の段階でデフォルトはゼロだからだ。
するとこちらの「(無意識に)想定している通常のレート」を実現するためには、いったんすべての feed に対してレート設定作業を施さないといけない。
面倒くさい。
ということでゼロベースでよりよく目にしたい feed をとりあえず3を上限に設定し始めた(その方が設定する feed の数が少なくて済むから)。
最も高い rate を獲得したのはセキュリティアドバイザリ系やセキュリティ関係のニュース、そして普段自分の使っているツールの更新情報だった。
ここで「あーなるほど、オレってこういう人間なのか」という認識を新たにした。これホント。こんな形で振り返りを行うとは思わなかった。
で。今朝、いつものように feed の消化をしようと思い rate ごとに分かれた feed を片っ端から開いていったのだが、やたらと速く終了した。「おぉこれはすごい」と思ったんだけど、それもそのはず、実はほとんどの feed が rate 0 のままで、
要するにほとんどの feed を無視しただけ
というひどい有り様。気づけよ、オレ。ということで rate の見直し。今度は
たくさん item があっても消化できる feed の rate を高く、item が少なくても消化しにくい feed の rate を低くする
という方針にした。
例えば日本語の通常のニュース。これは別に item が多くてもそれなりの速度で捌けるし、いざとなったら他のメディアからも補完できるので、溜まりすぎたら問答無用で purge するという行動に出ちゃえる。次に日本語の IT 系のニュース。これは他のメディアでの補完は難しいけど、同じ要領でそれなりの速度で処理できる。
しかし英語ものは数がたくさんあると無理。これは rate を下げる。短くてもそれなりに消化にホネが折れるので優先順位を落としてしまうことで心理的な負担を下げる。あとは「処理しにくいサイト」も rate を下げた。自分は最速ネットウォッチャーではないので、未だに生のサイトを直接見る機会が多い。このとき、重たいサイトとか広告ばかりで目に優しくないサイトは「処理しにくい」ので rate を低くした。具体的には Gizmodo Japan, MOONGIFT, MarkeZine 辺り。あと読み応えのあるものとして高木せんせの日記。これらは斜め読み、飛ばし読みしにくいのであまり目にしなくてよいように設定した。
結果、どういうわけか優先度が高、中、低、の3段階1くらいで割とうまい具合に分けることができた。まだもうちょっと見直しが必要そうだけど、見るべき feed が同じ優先度で一つの(擬似)フォルダにまとまっていると、Fastladder のショートカットキーでの閲覧時の先読みを完全に活かすことができるので、より速く feed を捌けるという効果は確認できた。なるほどね、内容によるフォルダ分けより rating の方が有効なんだね。逆に言うと最初から rate を意識したフォルダ分けにすれば 0 〜 5 だけでなくもっと細かく分けることももっと大雑把に分けることも可能だけどね。
というか正確には読み手の負荷が低、中、高の3段階 ↩