AutoPagerize をイントラアプリで
AutoPagerize を常用するようになってから初めて CodeRepos の Trac を見に行って気づいた。
何もせずに changeset を遡れる!
AutoPagerize のメリットは理解していたつもりだったけど、今回がいちばん感動した。なんでかなと思ったんだけど、普段 AutoPagerize の対象になるページは
- ニュースサイトの分割記事(最近これ多すぎ)
- 検索結果一覧
くらいで、実はこの二つは AutoPagerize がなくてもある程度の分量の情報を一目で確認できる。
しかし changeset の場合は極端な話、ほとんど情報量のない changeset が途中で混ざっていたりする1ので、一つずつめくらなければいけない状態が結構ストレスだったようだ。自覚はなかったけど、AutoPagerize が利いたときの驚きのでかさがそれを示している。なるほど、これが「ゼロクリックにする革命」なわけだ。
ということで早速イントラの Trac でも AutoPagerize が利くようにしたいなと思ったんだけど、ここで二つ問題が。
- イントラアプリの SITEINFO を Wedata に上げるわけにはいかない
- かといって localhost の AutoPagerize を書き換える方法では恩恵に預かれるのは自分一人。喜びを分かち合うことができない。
そこで今回はイントラ内に HTTP で JSON を提供してくれる場所を用意することにした。これなら最初の一回は AutoPagerize の書き換えが必要だけど、以降は SITEINFO を追加していくとどんどん対応アプリを増やすことができる。
イントラの HTTP で JSON を serve
うちの場合、Subversion を WebDAV で運用しているので、Web サーバ周りで特にやることはない。具体的な方法は
JSON を Subversion リポジトリに突っ込んでその URL を AutoPagerize に教えてやるだけ
コード上では
var SITEINFO_IMPORT_URLS = [
'http://wedata.net/databases/AutoPagerize/items.json',
]
にイントラの JSON の URL を書き足してやればオーケー。
JSON ファイルを作る
SITEINFO を作るにはまず最初
var SITEINFO = [
{
url: ,
nextLink,
pageElement,
exampleUrl
}
]
を書き換えていく。この過程は Wedata に上げる場合と一緒。
Wedata に上げる場合はこのままできあがったものをコピペするだけでよい。AutoPagerize では JSON を受け取ってパースするが、先ほどコピペしたデータを Wedata 側で JSON にして提供してくれるので Wedata に上げる場合は単なるコピペでよいのだ。
しかしイントラ JSON の場合は
自分で Wedata 形式に合わせて JSON にエンコードしてやる必要がある
ここだけが違う。
まず Wedata からどういうフォーマットでデータが来ているのか確認。この間作ったもので見てみるとこんな感じ。
{
"name": "i\u30bf\u30a6\u30f3\u30da\u30fc\u30b8 (Lite)",
"updated_at": "2008-11-29T21:33:09+09:00",
"database_resource_url": "http:\/\/wedata.net\/databases\/AutoPagerize",
"created_by": "wtnabe",
"resource_url": "http:\/\/wedata.net\/items\/25850",
"data": {
"pageElement": "\/\/table[descendant::hr][position() > 1]",
"url": "^http:\/\/(?:www\\.)?itp\\.ne\\.jp\/servlet\/jp\\.ne\\.itp ...",
"nextLink": "\/\/a[text() = \"\u6b21\u3000\u30da\u30fc\u30b8\"]",
"exampleUrl": "http:\/\/itp.ne.jp\/servlet\/jp.ne.itp.sear.SKWSVmai ..."
},
"created_at": "2008-11-28T11:18:17+09:00"
}
ということは
{
"data": {
"pageElement": "",
"url": "",
"nextLink": "",
"exampleUrl": ""
}
}
があればいいんだな。全体としては
[
{
"data": {
"pageElement": "",
"url": "",
"nextLink": "",
"exampleUrl": ""
}
},
{
"data": {
"pageElement": "",
"url": "",
"nextLink": "",
"exampleUrl": ""
}
},
...
]
こんな感じになる。
JSON は意外なほどきっちりしていて、key も文字列でなければいけないとか文字列は " で囲む必要があったりするんだけど、そういうのはいちいち自分で気にするのはばからしいので、完成したら適当なツールを使ってエンコードするとよい。
自分の場合は AutoPagerize 内に直接書いた SITEINFO を別ファイルに書き出して、Ruby なり PHP なりでエンコードして、それを先ほどの JSON ファイルの方にコピペしている。
イントラ AutoPagerize、これは便利。
ちなみに Trac の SITEINFO は 0.10 系と 0.11 系で異なる。CodeRepos はこの段階で 0.11 系でイントラのものは 0.10 系だったので丸ごとコピペしただけでは動かなかった。
typo を直したとか ↩