OOoでPDF化、クロスプラットフォーム前提ならIPAフォントを使う
今回の目的は
- OOo で PDF に export した文書を共有したい
- OOo Writer で作った文書を Win, Mac 間で共有したい
です。
Mac 使いとしてはヒラギノを使った美しい文書を作ってよしとしたいのですが、文書の共有を前提に考えるとこれは良い選択ではありません。
Twitter のログ
例によって Twitter のログから。
15:02:45 >wtnabe< OOo からPDFエクスポートしたらフォントがみんなゴシッ
クに…。なにこれ。
15:06:45 >wtnabe< OOo 訳分からなす
15:18:54 >wtnabe< ヒラギノがダメなんかなぁ
15:26:35 >wtnabe< Windowsに送りつけてPDF CreatorでPDF化してみた。する
と同じく全部ゴシックになったかと思ったら特徴が出た。ヒラギノProは全部
ゴシックに、ヒラギノProNは明朝とゴシックの違いがでた。
15:37:01 >wtnabe< ただしヒラギノProNをPDF化して得たゴシックは今度はな
ぜか角ゴシックではなく丸ゴシックのように見えた。ここまでで検証に掛ける
時間がもったいないのでファイルは送ってしまった。
15:40:41 >wtnabe< また、ヒラギノProだろうがProNだろうがOOoのwriterで
exportすると全ゴシック化する現象は一緒。
15:43:03 >wtnabe< IPAフォントを使うとOOoからexportしたときに明朝とゴシッ
クの違いを保持できた。今度から全部IPAフォントにする。
15:44:17 <suisui> これ、何でなんでしょうね?どこかに変換テーブルがある
のでしょうか?探しても今のところ見つからない… RT @wtnabe: また、ヒラ
ギノProだろうがProNだろうがOOoのwriterでexportすると全ゴシック化する現
象は一緒。
ヒラギノを使った場合の問題
- Mac 上で ヒラギノPro(ProN) を使って書いた文書を PDF 化して開くと明朝もゴシックも全部ゴシックになってしまう(Win で開いても Mac で開いても一緒)
- ヒラギノProN を使って書いた文書を Windows に持っていって PDF Creator で PDF 化すると明朝とゴシックの違いは保持できたけど、ゴシックがなぜか丸ゴシックに
解決策
IPAフォントを入れてそれを使う
IPA フォントの場合は明朝とゴシックの違いを保持できるので OOo でも安心して文書を作れます。ヒラギノ好きとしては IPA フォントはちょっとギスギスしすぎているように見えるのですが、仕方ないですね。フォントの違いで意味の違いを表す紙向けの文書では、フォントを保持できない方が致命的ですから。