今さら「何故BSDはLinuxほど有名にならないのか?」
from slashdot.jp
FreeBSD が Linux ほど普及しないのは、やっぱユーザーが FreeBSD の普及をそれほど熱心に志向していないから、というのが大きいように思う。過去に普及しなかった要因としては裁判でペースが落ちたとか、ドライバ周りでどうしても Linux に遅れを取ってしまうとか、自分の書いた超有名人が居ないとか、そういう理由もあると思う。でも本当に自分を振り返ってみて、現在進行形で普及が進むか進まないかを考えたときに、どう考えても「FreeBSD を有名にしたい!」「FreeBSD がメジャーでなきゃやだ!」という欲求が沸いてこない。これに尽きる気がやっぱするのよね。
FreeBSD は優れた道具であると信じているし、好きだけど、手や資金が足りなくて FreeBSD としての維持が難しいですとか、そういう切迫した事態がこない限りこのスタンスは変わらないような気がする。これが売り物なら、あまりにシェアが小さいと生産打ち切りの憂き目にあって悲しい思いをするのでもっと頑張って応援するかもしれないが、幸いにして FreeBSD はそういうシロモノじゃないし。
なんていうか、だって人の価値観を変えるのなんて恐ろしいパワーが要るし、それが自分の生きる道ではなさげだし。自分は優れた道具を使って楽をしたいだけであって布教には興味ないのだ。ただ、自分の影響力を自由に発揮していい場では FreeBSD を推します(笑) 後任とか面倒なことを考える必要がある場合には素直に Linux にしておきます(コラ) 多少の設定を除けばできることは大差ないんだし、そんなスタンスがいちばん幸せに暮らせそうだもの。
てなことを。
Python と Ruby だったらやっぱ Ruby を使うのが気持ちよさそうだなぁと感じたついでに書いておく。どうも自分の嗜好がこの辺にはっきり出ている気がするのだ。ライブラリの充実度から言ってほんとに楽できるのは Python に決まってるじゃん、と思う一方で気持ちよさを取る辺りが。
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