Maxtrix Revolutions を見た
本当は見る自分にも惰性入っていたのだが、まぁそれは言うまい。戦闘シーンがどんどんドラゴンボール化してしまうのも予想ついていたことだし。
ただ、ハリウッドっぽくないなぁと感じる点があちこちに。かなりおいしい役でそれほど有名でないアジア人が登場するし、ラストで主役が生還してこない。(死んだかどうかは知らない。)特にラストシーンのすっきりしなさ加減は実にハリウッドらしくない。ジャパニメーションヲタの作った映画だからなのか、ラストシーンが後付けだからなのか。(1作目のラストシーンが実によくできていたのに対し、2作目移行は話のスケールが急激に大きくなり、登場人物がやたらと増え、説明的な描写がやたらと多くなってしまった。)
以降はネタバレ。ラストシーンを自分なりに説明してみる。
- 目的を達成したプログラムが終了するってこと
- スミスの増殖は cp による overwrite ではなく override(だった部分もある)
- ネオの強さではなくスミスの存在の負の影響とアーキテクトの存在
- ネオの実体が machine city にたどり着いたことでネオを触媒化できたこと
なんか、ラストの辺りでナウシカとパトレイバー THE MOVIE の 1 を思い出したのは自分だけだろうか。ドラえもんとか。とにかくラストシーンの作りが日本映画っぽい。
ちなみに 2作目のような、アレゲな人間だけが理解できる用語をちりばめたりする遊びはない。まぁ別に要らないでしょ。全体的な感想としては、娯楽としては1作目で終わっておくべきだった。メッセージとしては3作目まで必要かもしれないが、それにしてはちょっと半端ではないか。
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