ブラウジング

自分にとっては、新しい知識を習得する喜びとブラウズの快楽が合致するときにカナーリ嬉しい。かっこいいデザインでなおかつ使いやすいサイトだと最高。習熟が進んだ場合は使いやすさの方の比重が上がるし、非テクノロジー系のサイトではかわいらしさやまぬけ具合などの評価点が出てくるが、基本線として使いやすさは外せないかな。

使いやすさとは分かりやすいリンクの配置、分かりやすいリンクテキストを効果的に使うこと。そして余計なポップアップや JavaScript や Flash を使った、作り手の勝手な意識による操作への介入をしないこと。

基本的に操作に制限が加わるのはギミックそのものが表現まで進化したものでない限り受け入れ難い。ギミックはどうしても操作に不透明性をもたらすからだ。これは自分が(あるサイトのブラウズではなく)ウェブブラウズという行為そのものに自分なりに習熟しているからだろう。リンク先の URL がこうなっているから動作はこうなる、という予想が働くのでそれに反するものがストレスなのだ。「javascript:なにがし」という URL やフレーム、完全 FLASH によりとにかくマウスを動かさないと何が起きるか分からないデザイン。こうしたものはストレスの源である。

逆に、ウェブブラウズそのものの習熟度が低い場合にどの点がストレスになるのかはすでに自分には分からない。見やすさや読みやすさなどの平面デザインの歴史の中で培われたもの以外ではどの部分が重要なのだろう。

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