IT技術者を養成できる人なんて居る?
IT技術者の2人に1人は“プロ未満”
そんなもんだと思いますぜ。OJT だって目先のことしか扱わないし、だいたい OJT 前提でどんな教育を受けていたか問わない会社も相当に多いと思うんだけど。(まー本当は「受けてきた教育」とその人の取得スキルって合致しないけどさ。)
個人的にはネットワーク管理もヘルプデスクもサポートセンターも一緒くたの「オペレーション」てのはどうかなぁと思うんだけど。1この分類だとネットワークやセキュリティに強い人がどれに当たるか分からない。IT スペシャリストってのは便利屋のことかとか、ソフトウェアディベロプメントとアプリケーションスペシャリストは何が違うんだとか、疑問も多かったり。
それに「今の時点で ITSS に興味を持ってこの診断を受けているのはまだマシな方」だという気がするんですよ。つまり、「多くの現場の実態はこれよりひどい」んじゃないかなぁ。悲観的すぎるかもしれないけど、この平均年収はちょっと信じられない。
あと、少なくとも10年ちょい前の地方の国立大学ではまともに情報工学なんか教えられる教員はほとんどいなかったと思うぞ。教える側がついていけてないでしょ。教える側はプロマネやコンサルより確実に年いってますよ。本気で教育に不満があるなら、自分たちが教育現場に対して何ができるかも考えないとダメでしょう。(もちろん偉い人が、ちゅーことになるわけですが。)
どうもネットワーク管理については手順書にしたがって運用と監視をするだけの人が対象らしい。構築するのは IT スペシャリストに入りそうだ。 ↩
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