春がきたっぽい

花粉症じゃないのでそういう具合に春を感じることはなくて、いつも季節は光で感じている。春は単純に明るい。北陸の冬も以前よりはるかに晴れ間が多いけど、それでも春はイエローの多い暖かめの光に変わってくることが分かる。1あと、この時期は空の色がなくなる。いわゆる春霞の状態。梅の頃から春を感じる人もいるんだろうけど、やっぱり自分はこの春霞こそ春らしいと思うんだな。なんでだろ。

本当は雪解けと暖かめの光の合わせ技が最も美しい春の訪れなんだけど、なかなかねぇ、平地は雪が積もらなくなっているので。雪が少ないのは楽は楽だけど、なんだか寂しいのも事実。なんというか、「春だっ!」という喜びが薄れてしまって。季節感が薄れるのはやっぱりいやですねぇ。2

兼六園も行きやすくなったし、週末は無料開放に行ってみようかな。

ちなみに、新潟平野の中では季節感は「田んぼの色」で感じる。春先は作り直している濃い土の色、初夏は田植えで一面が鏡のように光を反射し、夏は青緑、晩夏からは黄金色に変わり、稲刈りが終わると刈り取りの跡と土の色が混ざって微妙な中間色を織りなし、冬はスノーホワイト3になる。この変化を匂いで感じる人もいるけど、自分は鼻があまりよくなくて視覚系の人間らしく、昔から色と光で感じていた。

  1. 冬の光はシアンとかブルーとかが入っている。 

  2. 旬の食べ物で感じる季節感つーのもありますが。 

  3. トミオカホワイトでも可。 

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