ゆとり教育ではなく勉強不足を謝罪していただきたい
中山大臣。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050421-00000230-kyodo-soci
より(すぐ消えると思うけど)、
自分の頭で考える主体性のある子どもを育てたい
仮にそういうものがあったとして、「ゆとり教育」の目標ってそれですよね? もしかしてそこをご理解いただけていないのでしょうか。
「事実」が作られていく過程を目の当たりにできて面白いですがね。遠い将来、「教育において重視するのはスキルを与えることか否かという”揺れ”が21世紀初頭にも起きていた」という「歴史」の一つになるんでしょうけど。
ちっさい話してると思いますよ、正直な話。たかが数年の間の学力比較の話でしかないし、勉強なんか学校行っていようが行っていまいが、卒業してからでもなんぼでもできる1んだからさ。少なくとも今回問題になっている力の大半は(情操系とかの)早期教育が命とりになるようなものではないでしょ。リカバリの効くものなんか慌てる必要ないって。それより勉強したいわけでもないくせに、自分たちは他の世代より勉強していることが少ないなんてことを思っちゃう「なんか損した」的な思い込みの方がけしからん。退屈な思いをしなくて済んだんだからむしろラッキーでしょうが。デキるやつは授業時間が減ったって自分で勉強してるか、そもそもそんなに机にかじりつかなくてもデキるやつだから、損したって思うような連中は授業時間増えたって結果として習得したことは今と大差ないと思うぜ。どうせ一時的に点数を上げたい(例えば受験とか)場合は塾とかあれこれ手を打つんだし。
むしろ授業で学べないことに使える時間が増えたって喜ばないと。人間関係(恋愛とか友情とか)に悩むとかさ。そういうの大事にしていこうよ。大人になってからの人間関係の悩みと思春期の人間関係の悩みはまったく別モノだぞ。大人になってからの人間関係の悩みはたいがい救いようがないが、思春期のそれは自分の糧になる。どんなに優れた教科書と教師を用いてどんなに授業時間を割いても習得できないことがある。こんなこと、言われなくたってみんな分かってるでしょーが。
しなきゃいかんとも言う ↩
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