あれだな。最近、反小泉は反進歩的で既得権益にしがみつくやつ、みたいな印象がちょっと強すぎるな。
いま、郵政民営化に反対しているやつを落選させようとか言ってるのってそういう印象に騙されちゃってる部分があるよな。改革改革と言い続け、実際に仕組みをあれこれいじり続けてきた成果とも言えるけど、実際に仕組みをいじった結果よくなったかどうかの検証はまだ全然済んでないってことは忘れちゃいけないよな。
これが相手の負けを勝手に宣言しちゃうなんて所業だと簡単に見抜けるし、よく見るウヨサヨらべりんぐでもネットジャンキーは簡単に見抜けるんだろうけど、地道に何年も抵抗勢力と戦ってる姿勢を見せ続けた成果は確実に出てるってことだよな。でも本当の成果はそういうところで見せるもんじゃないよな。頑張ってるのは認めなくはないけど、自分に反対する人間がみんな改革そのものに反対しているかのように見せるのはうまいけどずるよね。批判と否定は違う。郵政民営化そのものには反対じゃないが小泉の今のやり方は認められないっていうのは、かっこ悪いけど実に真摯な意見だと思う。今回の選挙では、そうした真摯だけど一般に響きにくい意見がどれだけ拾われるのかに興味あるな。
あと、小泉政権は景気のどん底から始まったっつーのも追い風だよね。(何かが回復してるような気がしちゃうから。でもその回復基調が小泉政権の成果かどうかはちゃんと見極める必要があるよな。)この閉塞感を脱却するためには何かが変わらなければ、そのためにはこの追い風に乗ってる人間か政権に期待しちゃうぜ、っていう思いが強くなるのは分かるが、変わるために必要なのは度胸のほかに歴史の勉強だと思うぜ。おれも歴史はきらいだけどさ、たかが数十年くらいなら追いかけるよ。少なくともいま現役の人間がいちばん元気だった時代くらいまではさかのぼるよ。
これは。
政治だけの問題じゃないよね。そうしないと見えないことって、たくさんあるんだよね。なぜその人がそういう立場なのか。実際のところそれが分からないと同調も反対もないし、まして説得なんてできない。説得が自分のポジションの自分の仕事として有効なものかどうかという判断は当然前提として必要だけど、それが必要ならそれはするさ。
例え必要がなくても、「違い」をクリアにするために必要なことなら、やっぱり「マイ抵抗勢力」の背景は知っとかないとね。なんだっけ、敵を知り、己を知らば、百戦危うからずってね。百回も戦う気ないけどさ。
以上、チリワインで酔っぱらったぜ万歳!な木曜の夜だ!