文科省、小中高の教員向けに情報モラル指導の学年別カリキュラム:ニュース - CNET Japan
配布したそうですって言ったきりでリンクも何もなく、何が起きているのかさっぱり分からないニュースなんだけど、探したらこの辺が出て来た。
「情報モラル指導モデルカリキュラム」の策定について(学校全体での体系的な情報モラル教育の取組のために)−文部科学省
※ 6月分のニュースは現時点ではほとんどないので、とりあえず5月の分。
なんだ情報モラル教育って…。
と思ったら書いてあった。
けども。これって火曜の会のサイトだよね…。あれれ? 火曜の会は正確には今回の委託先じゃーないんだけどな。こういうのって、みんなあんまり問題にはしないものなのかしらん。せめて japet.or.jp ドメインでそのまま入手できるようにしておいた方がいいような気がするんだけど。
まぁそれはともかく、情報安全教育と言われたら少しは合点がいくな。交通安全みたいなものだというのは感覚的に分かりやすい。さらにモラルという言葉を使うと「情報」だの「コンピュータ」だのを毛嫌いしている人も巻き込みやすいかもね。
で。
個人的にこの手の話でいつも気になるのは
バーチャルなのは空間だけでコミュニティやコミュニケーションはリアルそのものなんだぜ1
って辺りかな。バーチャル(仮想)という言葉を使って、ネットワークだのオンラインは不健全だ的な方向に話を持って行きたがる人が居るのは分かるが、嘘は言っちゃいかん。逆にそういう意識をまず捨てちまえば情報だのネットワークだのコンピュータだのという言葉に惑わされずに済むと思うんだけど。
嘘や暴言が飛び交っているのはオンラインでもオフラインでも変わらない。ただ簡単に隠れ蓑を用意できるかどうかの違いだけじゃねーのかな。匿名性なんて疑わしいと自分は考えているけれど、匿名になった途端に人格が変わるようなら、それは非匿名の世界での人格がかなり不健全であることをただ裏返して見ているだけだと思うのよね。もちろん安全教育はあるに越したことはないと思うけど、ある人が主体的に加害者になってしまわないようにするっていう部分では何も今までと、えーとネットワークだのバーチャルだのという言葉が出てくる前と、変わらないような気がするんだよな。
基本的に特別な何かがあるわけじゃないよね、こういうのって。
伝わる情報量は減ってるし、そのおかげで非可逆な部分、えーと簡単に言うと仲直りできる部分が減ってくるとは思うけど。 ↩