これまでの環境
Mac を使っているんだけど、普段 Web ブラウザは
- Camino ( PPC Mac の常用 )
- Firefox ( PPC Mac の開発用 / Intel Mac の常用 )
を利用している。
Firefox はバージョンアップするたびに速くなっているとは思うのだが、開発者の視点で拡張を増やしてしまうためにどうしても重くなりがちなのと、自分の環境ではメモリ 2GB 積んでても 300MB 以上メモリを食い始めた段階で妙に Firefox が重くなってしまう。他に大きなアプリが動いていなくても。特に feed 消化のためにたくさんのタブを開いたり閉じたりしていると如実に重くなってしまので、300MB をメドに再起動するようにしている。
面倒だなと思いながらも、放置してると使いものにならなくなるので仕方ないと思って手作業をくり返し投入するのはやはり精神衛生上よろしくない。そこで試しにネットカフェなんかでたまに使う Google Chrome をそろそろ常用してみたらどうだろう、と重い腰を上げてあれこれ試してみた。
まずは素の Chrome
実は Chrome はインストールしてあるので使うのはすぐ使える。黙ってアップデートする Chrome 様なので、もちろん自分の環境の Chrome も最新である。
起動も十分速いしページの読み込みも速い。タブを開いたときの動作は Firefox の方が速い気がするけど、開き終わったタブ内での動作は速い。
ではカスタマイズします
とは言え、素の状態はあまりにつらい。自分の使い方で常用するには以下のものがあればよいみたい。
delicious
まぁ bookmarklet でもいいんだけど。
Delicious Bookmarks Extension (Beta) - Google Chrome 拡張機能ギャラリー
十分速いし、まったく問題なく使える。
AutoPagerize
さすがにこれがないとつらい。
AutoPagerize - Google Chrome 拡張機能ギャラリー
LDRize
Chrome Keyconfig - Google Chrome 拡張機能ギャラリー
Greasemonkey のときは mini-buffer とかいろいろ必要なんだけど、mini-buffer 使ってなかったのでこれだけで済むのは嬉しい。
popup block 対策
これないと死ぬ。LDRize だけでは o でウィンドウを開こうとしても popup window が殺されてしまううえに FLDR 側で block されたことが分からないので単純に pin がなくなってしまう。
LDR open in background tab for Greasemonkey
を入れて対処。
user css
Chrome Stylist - Google Chrome extension gallery
起動オプションでも user css を有効にできるようだが、@moz-document 相当の機能があるかどうかまで調べきれていない。上の Chrome Stylist では可能。
例えば twitter で勝手に表示される更新分の表示を切ったり、実はこまごまと user css を当てて使っているのでこれがないと結構困る。
Type ahead find
Type-ahead-find - Google Chrome 拡張機能ギャラリー
今は Firefox の方は find as you type って言うんだっけ。検索のアクションをわざわざ起こさなくてもキーを押すだけでリンクになっている文字から検索してくれる優れもの。
ただし日本語 UI のサイトだとほとんど意味を成さないので悲しくなることも。
user script はちょっと考える
自動起動してよいものは Greasemonkey のようにどんどんインストールできる。
GM_registerMenuCommand (だっけ)の必要なものは bookmarklet から起動することでなんとかなった。mongoose(旧shttpd) で localhost に geekmonkey 専用サーバを起こして対応。
自動起動はとりあえず Browse Lingon Files on SourceForge.net で。開発終了してるので今後のことはまた考える必要あり。
cf. あーありがち - Yet Another Geekmonkey
よく分かっていないもの - 設定ファイル
Mozilla で言うところの user.js のように使い回せる設定ファイルはないのだろうか。なんか同期をとるための拡張があるみたいだけど、完全に同期してほしいわけでもなく、必要なものだけ手動で揃える程度でよいのだ。
特に user css なんかはこの形になってると自分用の repository に置いておくだけでよいので非常に嬉しい。
とりあえず断念したもの - 外部エディタ
Firefox では Dafizilla ViewSourceWith :: Add-ons for Firefox を使っているんだけど、調べると Google Chrome はセキュリティポリシーで外部プロセスの起動は NG らしい。そこでエディタと通信するためのサーバを立てて Ajax でそいつと通信してエディタに textarea の内容を送り、編集完了後の内容を取り込むという非常に大げさな仕組みがあるらしい。
- Edit with Emacs - Google Chrome 拡張機能ギャラリー
- Google Chrome のテキストエリアを外部エディタで編集する Edit with Emacs - 酒日記 はてな支店
実は rack 版もあって仕組み的には面白いとは思うんだけど、自分の場合は普段 emacs-server は使ってないし、textarea に js が組み込んであってそいつがすでに ajax してるような場合(Simplenote の textarea など)はまだ安定動作しないみたい。
ということでこの日記は Firefox + ViewSourceWith で書いている。write より read の方が機会は圧倒的に多いので、潔く諦めてしまうことにした。