ただしもう一回受けて合格する自信がありません(笑
実は12月に無理矢理時間を作って受けに行って落ちてます。準備は1週間程度。RUBY技術者認定試験 公式ガイド (ITpro BOOKs)1とメタプログラミングRubyの第1章と @IT の模擬試験。結果、72点で不合格。
このときの感想としては
- へー、プロメトリックの試験てこんなんなんだ(初めて受けた)
- 15分前集合を守らないと受験できないのでとにかく行きの時間には余裕を持って!
- 「あとで見直す」機能使いこなせなかった
- 時計、筆記用具、携帯、すべて持ち込み不可。ハンカチ、ティッシュは可。パソコンの画面上で残り時間は確認できるし、メモ用のペンと薄いボードがあるので特に問題はない。
- 確認画面を持参しろとプロメトリックのサイトには書いてあるんだけど、2回とも不要と言われた。
- Silver の公式ガイドはよくできてる。これとリファレンスマニュアルだけで Silver は合格できるんじゃないかな。
- メタプログラミングRubyはスバラシイ
- @IT の模擬試験はやや簡単なものばかり出ている気がする(試したら90%以上は正解できていたので変に自信を持ってしまった。)
- そんなに頻繁に起きないはらいたが直撃して超つらかった
プロメトリック試験は高いから避けていたのですが、あの方式の試験には慣れておいた方がいいと思いました。ちょっとビビる。それともイマドキの若い人はああいう試験慣れてるのかな。すべてパソコンで、隣の人は違う試験受けてて、ヘッドホンで遮音して、みたいな。1回目に受けたところはヘッドホンとは別に耳栓も用意してあったけど、2回目のところにはなかったので、試験会場としてはヘッドホンが必須要件なのかな? 頭がでかいのでああいうところのヘッドホンは苦手です><
勉強に使ったものでは、他の合格した方々も推しているメタプログラミングRubyが素晴らしいです。これでだいぶ上乗せできたし、今までなんとなく書いてた部分がすごく明確になりました。本当は「メタプログラミング」っていう言葉がなんとなくイヤで避けていたのですが、これは完全に損してましたね。今では特にテストのときにこの本の知識が役に立ってます。
ただ、1回目のまとめをすぐやらなかったのは完全に失敗でした。合格するつもりで受けるのは当然なのですが、終わった後にまとめる時間を用意できるようにしておくといいです。平日半休で受けるとまとめる時間がなくなって忘れちゃいます。
2回目の今回もけっきょく準備期間は1週間程度になってしまいました。リファレンスマニュアル中心に改めて基礎をまとめ直してたんですけど、結果はほとんど変わらなかったのでこれはあまりいい方法ではなかったみたい。むしろ Silver 向きの勉強方法だったかも。でもここでまたいくつも発見があったし、結果だけみれば合格だから、まぁいいかなぁ。本当はもっとライブラリ周り見た方がいいんだよなと思いながら基礎の Array や Hash をまとめ直していたら、案の定使っていないライブラリが出題されてしまいました。いやでも Array や Hash をどう使うとどういう例外が発生するとかも忘れてたし、やり直したことには意味はあります。きっと。
ちなみにピッケル本を読んでないので、それが敗因かもしれないし、そもそもコンパイラ作った経験とかあればそこから広げて類推できた部分もたくさんあったのかもしれません。2
正直、受かったはいいけど達成感が全然ないです。まだ全然 Ruby 分かってなさすぎる。まだまだだな!
認定試験を受けようと思った人へ
自分が今回の経験を通じて気づいたことをまとめておきます。何かの参考になれば。
- Rubyインタプリタを自分の頭の中に作り上げられれば合格する
- 使ってる時間と言語の習得レベルはまったく関係ない
- なんとなく書けちゃう人、アプリや API などに強い関心を持っている人よりも真面目に Ruby を勉強する人の方がたぶんこの試験に向いてる
- 常にググったり ri を引いていると基本的な文法やライブラリのメソッドをあまり覚えていない
- 常に irb などでコードを動かして確認するクセがついていると細かい記述を覚えられない
- なんとなくエラーの出る書き方を避けていると「ここではこういうエラーが起きる」ことを知る機会を失う
- 使っていないライブラリのことなんかさっぱり知らない
- ちゃんと勉強する時間を確保しよう。眠い頭で無理にやっても入らない。でもこれがいちばん難しいかも。
- 準備の時間だけでなく振り返る時間も用意しておこう。もし落ちたらこの振り返りこそが次へのステップになる。
うーん、全然参考にならないな。
少なくとも自分は言語そのものにはあまり関心がないなーという自覚があったのですが、見事にそれがこの試験を受けるうえでは阻害要因になりました。すでに使えている人こそ一度気持ちをリセットして勉強し直すのがいいんじゃないかと思います。ただ、いろいろ合格した人のブログを見て回っていたのですが、Ruby を書いたことないけど合格してる人もいるんですよね…。どういう頭の構造をしているんだろう。不思議。
プロメトリックの試験会場はこの辺だと富山がよい
Ruby に限らずプロメトリックの試験は全部同じ会場で受けられます。ただし、当然ですが地域によって試験会場の揃い方にバラツキはあります。
金沢には2012-01時点で受験可能なところは一つしかなく、しかも交通の便は悪いです。3金沢市内に住んでいて車で移動できるならいいけど、能登から電車で来ますとかいう場合はなかなか大変。
その点、富山は駅から徒歩圏内に試験会場がありますし、何より土曜受験ができます。そうなんです。金沢の試験会場は土曜受験できないんです。これものすごく困ります。みんながみんな業務で受験できるわけじゃないんだぞ。
というわけで富山に近い方は富山での受験も考えてみていいと思います。
ただし、冬の試験はトイレが近くなってつらいです。