2012-12-22

Kindle Paperwhite 3G が届いた

クリスマスとか関係なくて、単に出遅れで買ったら「来年ね」と言われていたものが急に届いただけでした。

さて、興味はありながら実はこれが初めての電子ペーパー端末。今回は Kindle Fire や Nexus 7, iPad mini とはまったく迷うことなく Paperwhite 一択でした。画面サイズを除いて。

自分の選択基準

これは割と明確で

  • タブレット端末としては iPad が最強(もちろん判断基準は個々人あると思う)だし、別に比較したいとも思わない
  • 数年前から PDF や ePub の本を持っているが、ベストの読書端末を持っていない状態
    • PC の ePub リーダーはあんまり読みやすくない(フルキーボード付きの横長画面は読むのに集中しにくい)し、iPad は常に使えるとは言いがたい。iPod touch の Retina はきれいだけどさすがに日本語でも英語でも小さすぎてつらい
  • 正直、iOS も Android もアップデートとか手間掛けるのメンドイ。管理対象の機械を増やしたいんじゃなくて、できること、やれることを増やしたい。
  • 電子ペーパー端末である Paperwhite のバッテリ持続時間は圧倒的な 8週間!

特に最後のやつがでかかった。やっぱり自分はガジェット選ぶときは尖った特徴の方を大事にする傾向があるようだ。

で、ちょっと使ってみた感想。

本体について

  • 軽い。圧倒的に薄くて軽い。
  • ボディの質感が割と好き。Apple のメタルメタルしたのも好きだけど、Paperwhite も作りがうまいと思う。表面は滑らかだけど、背面は滑りにくいように加工がしてある。HTC Evo の背面もこんな感じだった。海外の製品はこういうの多いのかな。
  • 画面がやはり見やすい。反射が少なく、本当に印刷っぽく見える。よく目を凝らすと Retina より解像度が低いのは分かるが、普通のサイズの普通の文字を読む分にはまったく気にならない。

使い始め

Amazonで買ったのでAmazonアカウント設定済み! 楽ちん!

本のフォーマットと読み心地について

  • 手持ちの技術書のPDFはやっぱ厳しい。
    • Nexus 7 をちょっと前に触らせてもらっていて、このサイズだと O'Reilly 本はギリだなーという話をしていた。Paperwhite はそれより小さいので難しいかなとは思っていたけど、やはり厳しい感じがする。読めなくはないけどだいぶ疲れそう。もう20年若けりゃ違う感想言ってるかもしれないけど。
    • コントラストの調整とかやると少し改善するけど
  • 逆にというか、当然というか mobi/azw3 形式の本はとても読みやすい
  • やっぱり画面の反応が鈍く感じる。どうしても液晶 + Apple風タッチスクリーンの操作に慣れているので、やや反応の鈍さは感じる。たぶんこれ速読に向いてない。いや、自分は速読できないけど。ページめくりのときに画面が崩壊するような感じがして、そこで意識を持って行かれる感じがする。慣れるかなぁ。

本周りの操作性について

  • PDF は USB で接続して USBストレージから「ドキュメント」として保存してやるしかなさげ
    • Send to Kindle でネットワークから送ってやる方法もありました
  • Calibre がすごい
    • ePub -> mobi/azw3 変換もそうだけど、デバイスを認識して指定のフォーマットの転送までできちゃう。前からこんな機能あったっけ。モノがないから気づいてなかっただけか。
  • Kindleストアは本体で見るのはつらい。光 + WiFi 回線でも遅いので、単純に処理速度が足りない感じがする。ま、汎用のタブレットじゃないし、こんなもんかな。PC のブラウザで見て 1-Click で本体へ配信される(Google Playマーケットみたいな感じ)のはすごくよい。しかも物販の Amazon と違ってカートとか確認画面がないのですごいサクサク進む。怖い。やばい。

本のラインナップ

やはり紙ベースの技術書はつらいと分かったので、

  • 技術書については ePub/mobi 出版が増えてくれ
    • でも ePub only はちょっとやだ 
  • ビジネス書が割引になってたらお得な感じがする
  • 漫画は試してないけど厳しそう

定価で買うほどでもないけど読んどくべきかなーと思ってる本が割とたくさんあって、またそういうのが田舎のブックオフじゃほとんど手に入らないのでスルーしていたものが多い。こういう本を読みやすくなるかもしれない。Kindleストアは無期限レンタルであるという課題はあるにせよ、場所も容量も気にしなくて済むので、十分に安けりゃ納得できる。

メモどうしよう

まだよく分からんです。というのも、自分は付箋貼りまくりで読むスタイルなので、実は電子書籍と相性が悪いのです。なんかメモも挟んでおけるケース買った方がいいんかなぁ。

まとめ

古典や小説、新書好きの人にはすごくいいと思う。安かったり、無料で手に入る作品がこれからもどんどん増えると思う。自分の場合はそこまで読書家じゃないのでまだあまりこれで捗るぜ!って感じはしない。たださんみたいに自分で頑張ってKindle用のデータ作る気力もないしなぁ。

Instapaper が Web を ePub でダウンロードさせてくれたりするし、こういうのをもっと活かすべきなんだろな。

たぶん8インチでカラーのやつが出たら少し世界が変わるだろうなーという気がした。

とりあえず年末年始に3冊くらい読みたいなという目標がこっそりあったりするので、いろいろ探してみようと思います。

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