Kanazawa.rb meetup #8「なんでも質問してみよう」でした

久しぶりにいつもの Kanazawa.rb でした。そして圧倒的にいつも以上のいつもでした。

これぞmeetupの醍醐味

meetup #7 の懇親会で隣になった川口さんと「今回は最大規模ですねー」「気をつけないと、だいたい次回コケますよ」「そうなんすよねー、今からコケそうだけど、まぁいいんですよ」てなことを話していました。

セミナーを2回続けたあとの今回の meetup #8 は人数的には過去最低を更新し、恐らく参加していない人から見れば失敗だったように映るでしょう。

でも違います。meetup #8 は今までで最も昼間からお互いに話し、お互いに聞き、プロジェクタのコネクタを回し、ホワイトボードを使った

最もアクティブなmeetup

でした。

これは恐らく

  • 回数を重ねてもうみんな距離感や何を期待されているかが分かってきた
  • Agile x Kanazawa.rb を経験した
  • 参加者が少なかった
  • 今まででいちばん近くに座った

などによるものでしょう。特に後半は大事で、参加者が少ないということは

「15分で収まる朝礼」

にぴったり合致するのです。一目で全員が全員を分かります。初めての座り方、初めての「質問」を柱にしたタイムテーブル、そのすべてが

「あぁこれでいいんじゃないか」

と感じるものでした。もうあとは内容は書ききれるわけがありません(笑

Kanazawa.rbの作り方 - 補足 -

今回は

「なんでも質問してみよう」

をテーマにしましたが、これは要するに

  1. 会話するという意味
  2. 質問を持ってきてちょうだい

の二つの意味になります。

Kanazawa.rb を立ち上げる際に最初に合意したことの一つは「セミナーイベントにはしたくない」ということでした。これはセミナーイベントが良くないという意味ではありません。セミナーイベントは他にもあります。Kanazawa.rb はセミナーではなく meetup です。そしてセミナーを毎月続けるのはしんどすぎるという意味でもあります。例えば「Agile x Kanazawa.rb」を毎月やったら我々は仕事できません(笑

だから meetup #6 も meetup #7 もセミナーだけで終わる形にはしていないのです。フリータイムを確保して質問したり雑談したり実験したりする、LTタイムを用意して参加を促す。これは明確に最初から意図したものです。たまたまではありません。

meetup #8 ではこの仕込みを「会話」としました。そのための「質問」でした。

もう一つ、2) の「持ってくる」は事前の準備を意味します。この準備は一言で言うと 「meetupの時間を最大限活かすための準備をしてきてほしい」という意味です。

Kanazawa.rb の meetup は 13:00 〜 17:00 なので 4時間です。部屋の準備と撤収の時間と休憩を抜いたら正味3時間程度でしょう。3時間でできることは限られます。だからしっかり準備してこよう、というメッセージでした。

そして今回は「Kanazawa.rbの作り方」という発表でこうした意図と、その裏で何を考えていたかを事前に整理できた範囲で説明しました。まぁ、これができたのは今回の参加者が前回に比べて極端に少なく、半分以上は organizer だったからというのも大きいです。たぶん参加者が倍いたらしなかったでしょう。

Kanazawa.rb は毎月やってますが、organizer 同士がそれ以外のタイミングで meet する機会はほぼありません。これは「イベント」を開催するにはかなりの弱点です。本来はもっと頻繁に会ってシミュレーションを重ね、議論を重ね、周到に準備すべきです。そしてイベントのスタイルを練って、やるたびに洗練されるようにスジを通すべきです。しかしあえて今まではやっていませんでした。これは Kanazawa.rb のリズムを大事にしたかったからです。また毎回テーマもやり方も変えていたので、今まではくり返すことによって洗練させることもできませんでした。

しかし分かっていたことではありますが、このやり方ではセミナーを連続してやるのは厳しすぎるねということを今回はみんなで確認できた、そんな感じがします。

もう一つは「これもアリ」「それもアリ」をみんなに知ってほしかったからです。準備の最中はものすごく不安になったことも多々ありますし、なったよーと今回は正直に吐露しましたが、Kanazawa.rb をいろんな形で開催してきたのは

今後の meetup の選択肢を広げるため

でもありました。そしてその選択肢はまだまだあるよ、と今回紹介しました。これを伝えることが今回の自分の最大のミッションでした。

今後またこの春のようにイベント的にやるのであれば、それは利用するツールを変える、もっと言うと運用の形を変える、スタッフを変えるなどの変化は必要じゃないかな、と考えています。

そして「とりあえずしばらくはあんま無理しなくていいんじゃないの」と合意しました。その理由はあえて書きませんが、meetup #8 に参加した個々人は今回「ぐっと強くなった」感じがします。これは決して内輪感が強まったという意味ではありません。何をどう考えてどう準備してどう臨むか、これを考えて参加できるようになったという意味です。

気になった人は来てみてください :-)

まだまだ面白いよ

くり返しますが、meetup #8 はたぶん最高の meetup でした。

Kanazawa.rb に興味あると思っている人は油断しちゃダメよ。興味じゃ足りない。

いつだって成果は行動の後についてくるのだ。

次回は 5/25(土) Meetup #9 - Kanazawarb だ!

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