2018-09-12

超今さらExpress触ってみた - その3 Cloud Functions Emulatorでも動くようにする

超今さらExpress触ってみた - その2 Routerと実際のRequest Handlerを分けたい - の続き。

Request Handlerを名前付きexportsにする

index.js

module.exports = (req, res) => {
  res.send('Hello Express')
}

が、こうなる。

module.exports.hello = (req, res) => {
  res.send('Hello Express')
}

あわせて router.js がこう。

const {hello: IndexHandler} = require('./index')

module.exports = (app) => {
  app.get('/', IndexHandler)

  return app
}

これで Express アプリ側は今まで通りに動く。

ES Moduleのimport asはObject Destructuringで

上の

const {hello: IndexHandler} = require(

は見慣れない書き方ですが、

  • module.exports は単なる Object Reference であり、named exports は単なる key-value の定義
  • (key を合わせて)そのまま { } で受け取れば名前の付け替えは自由
  • const { name } の書き方は単なる property shorthands

ということのようです。

ただし、さらっと書いたけど

Node.js ES2015/ES6, ES2016 and ES2017 support

によると Object Destructuring は Node 6 以降の機能っぽいので、Node 4 LTS では使えないかも。まぁ Node 4 LTS はすでに EOL を迎えちゃってるので、いまこいつを気にしなきゃいけない環境はまずいんですが。

nodejs/Release: Node.js Foundation Release Working Group

名前付きexportsをCloud Functions Emulatorにdeploy

Google Cloud Functions Emulator動かしてみた - あーありがち(2018-06-04)

を参考に、

functions-emulator start
functions-emulator deploy hello --trigger-http

すればできあがり。

これで Cloud Functions Emulator 側でもアプリを serve できている状態になる。

Request Handlerがindex.jsだったわけ

前回までで作った Express アプリですが、

index.jsRequest Handler
server.jsNode.js が立ち上げる Express アプリ環境
router.js上記以外の routing だけを担う

のような構造になっています。

LAMP 構成に慣れている人からすると node コマンドの引数に index.js を持ってきそうな感じがしますが、

gcloud と functions-emulator で共通に利用できる request handler のファイル名は index.js であり、かつ node コマンドに与えるファイル名は自由に変えられる

ので、あえて function を index.js に割り当てています。

ということで、ここまでで一応 Google Cloud Functions へ deploy 可能な Express アプリを作る型ができました。

つづき

超今さらExpress触ってみた - その4 やっとテスト書けるよ - - あーありがち(2018-09-13)

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